「おや、黒崎さん。いらっしゃい」

いつもと同じセリフ、浦原は今日も変わらずそういって俺を出迎えた。
だがしかし、出迎えた本人はちっとも普段どうりじゃなかった。

「・・・・・テスト期間中徹夜だったからかな、なんか頭おかしいぜ、ハハハハ」
いや、この場合悪いのは目か。
ようやく終わった期末テスト、帰りがけに寄ったら


・・・・・・浦原が縮んでいた。
いやいや、身長がではなくウルルやジン太と同じ年頃の少年に。

「いや、君の頭も目もいたって正常だと思いますよン」

いつもよりも高い声、子供特有のソプラノは聞きなれない声。
いつもはやや見上げるはずの目線は驚くほど低かった。


「冗談だろ・・・・」





間抜に深刻な事態に、俺は絶句した。













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ちび喜助ネタ。
どうも私は攻めキャラを幼児化させるのが好きらしい。